豊胸術 施術内容
豊胸術は、ご自身の腹部や脚から吸引した余分な脂肪を、バストへと注入する方法です。従来の脂肪注入法と違い、採取した脂肪より老化した細胞や細胞膜などの不純物を除去することにより、生着率が格段に上がりました。従来の脂肪注入法はもちろん、これまで最高峰といわれていた脂肪幹細胞注入法を上回る脂肪定着量を実現しました。
石灰化(しこり)や脂肪壊死などのリスクを最大限抑えた新世代脂肪注入法で、自然で柔らかいバストを実現します。
お勧めの方
・バッグ、ヒアルロン酸による豊胸に抵抗があり、ご自身の脂肪細胞を活用しての豊胸を望まれる方
・高純度かつ高生着率の脂肪細胞注入を希望される方
・注入後のしこり(石灰化)が気になる方
・気になる体の部位のサイズダウン、バストアップを同時に希望される方
・部分的(上胸部、胸の谷間、左右差など)に豊胸をしたい方
・他院でバッグ挿入後、トラブルがある方
豊胸術とは
豊胸術では、腹部や脚から採取した脂肪をそのまま注入せず、アメリカFDA(日本の厚生労働省に該当)の認可を受けた機器「LIPOMAX-SC」で、外気に触れないまま(無菌操作のまま)遠心分離にかけます。
この際、特許を取得しているウェイトフィルターを装着することにより、細胞には通常の遠心分離の約25倍の圧力がかかり、しこりの原因となる死活した細胞や細胞膜などの不純物は圧力に耐えられず除去されます。
こうして約25倍の圧力に耐えられた強く健全な脂肪細胞(コンデンスリッチファット)のみを抽出し、注入に使用します。
この技術により、非常に高い生着率を実現し、吸引した脂肪を最大限に活かせるようになりました。
豊胸術のメリット
・不純物を除去しているため、注入後の脂肪がしこりになるリスクを大幅に低減。
・自身の脂肪のため、異物を入れている感覚、アレルギー等がない。
・非常に高い生着率60~80%を実現し、感触は柔らかく、自然なバストに。
・わきの下の小さなきずより脂肪を注入することができるため、きずあとは分からない。
・同時に脂肪吸引を行うため、メリハリあるボディの実現が可能
・短時間で脂肪をコンデンス(濃縮)出来る特殊な機械を用いる為、短時間で手術が終わり、体への負担が少ない。
豊胸術比較表
ヒアルロン酸注入 | シリコンバッグ | 脂肪注入 | 脂肪幹細胞注入 | コンデンスリッチファット注入 | コンデンスステムセルリッチファット注入 | |
治療内容 | ワキの付け根、アンダーバストなどから、注射器でヒアルロン酸を注入する。 | 通常、ワキの下から脂肪をはがしてスペースを作り、人工のバッグを挿入。 | 吸引した自分の脂肪を、専用の器具を使いバストに注入する。 | 吸引した自分の脂肪組織から幹細胞を抽出し、注入用脂肪とともにバストに注入する。 | 吸引した自分の脂肪をコンデン(濃縮)技術により、濃縮脂肪細胞(CRF)とし、バストに注入する。 | CRFの約半量からステムセルだけを抽出し、残りのCRFに混合させてバストに注入する。 |
適応 | 痩せ型から肥満体型すべて | 痩せ型から肥満体型すべて(ただし、痩せ型だと不自然になりやすい) | 標準体型から肥満体型まで | 肥満体型のみ(十分脂肪があること) | 痩せ型から肥満体型まで | 肥満体型のみ(十分脂肪があること) |
触感 | グミのような触感(脂肪より固い) | バッグの種類を問わず、多少の違和感があり。 | 自然(しこりが生じることあり) | 自然 | 自然 | 自然 |
形 | 自由 | バッグの形に依存 | 自由 | 自由 | 自由 | 自由 |
サイズ | 0.5カップ程度 | 2カップ以上も可能 | 0.5~1カップ | 1~2カップ程度 | 1~2カップ程度 | 1~2カップ程度 |
定着率 | ─ | ─ | 約30~40% | 約80%(理論値) | 約80%(263例のデータ) | 約90%(17例のデータ) |
持続効果 | 1~2年で吸収される | 半永久的 ※破損・拘縮があれば取り出し |
短い | 長い | 長い | 長い |
施術時間 | 30分 | 約1時間 | 約2時間 | 最低でも6時間 | 約2時間半 | 約4時間半 |
注入する脂肪の質 | ─ | ─ | コンデンスされていない脂肪 (死活・老化細胞を含む) |
コンデンスされていない幹細胞脂肪 (死活・老化細胞を含む) |
コンデンスされた健全な脂肪脂肪(CRF) | コンデンスされた健全な多幹細胞脂肪(S-CRF) |
FDA公認 | なし | バッグの種類による | ─ | なし ※1 | あり ※2 | あり ※2 |
術後の痛み | ほとんどない | 非常に重い | 比較的軽度 | 比較的軽度~中等度(吸引量が多い場合) | 比較的軽度 | 比較的軽度 |
主な合併症 | しこり | カプセル拘縮 | 石灰化、脂肪壊死 | 少ない | 少ない | 少ない |
メリット | 注射をするだけの即効性 | 短時間で、痩せ型でもすぐバストアップできる | 脂肪吸引による痩身効果もある | 脂肪吸引による痩身効果もある | 脂肪吸引による痩身効果もある | 脂肪吸引による痩身効果もある |
※1 オプション:セリューションのみ自己血輸血装置として認可(脂肪注入用、美容外科領域に認可されていない)
※2 オプション:自己脂肪注入(チュメセント注入・脂肪吸引・脂肪細胞収集・フィルタリング・脂肪注入)にて、体と顔に臨床使用することに認可。形成外科・外科・皮膚科・産婦人科・美容外科の領域を定めている。
リッツ美容外科東京院は日本医療脂肪幹細胞研究会に属するCRF協会より正式認可を受けたクリニックです。
リッツの高度な注入テクニック
高濃度の幹細胞を注入したとしても、注入が粗雑ですと、決して良い結果が出ません。リッツ美容外科では、ベテラン医師が高濃度の脂肪細胞を、高度なテクニックを駆使し丁寧に注入します。
【一般的脂肪注入法】
太い注入針で、脂肪を一塊(かたまり)として注入されてしまうことがあります。
塊の状態で注入された脂肪の最外層の脂肪がバリア(障壁)となり、ほとんどの脂肪細胞に血管から栄養がいきわたらず、その結果注入した脂肪の大部分は壊死し、融解(溶けて)して吸収されてしまいます。この時、大きな塊として生着してしまうと、これが“しこり”となってしまうのです。
【リッツ式脂肪注入法について】
リッツ式脂肪注入法は、注入脂肪の生着率をアップさせる為に極細注入針を使用します。この方法はバストに一切傷を残さないというメリットがありますが、それ以上にもっと大きなメリットがあります。
極細注入針で脂肪細胞を少量ずつ散らして注入することで、血管から栄養をもらいやすい状態(バリアを作らない)にできるのです。
また、生着率を上げる為には、少量ずつ多くの部位に注入することも重要です。
極細注入針の開発により、従来法では乳腺周囲にしか注入できなかったのを、大胸筋下、大胸筋内、大胸筋上(乳腺下)、乳腺周囲と4層に別々に分けての注入 を可能にしました。脂肪の生着に最も重要である血液の供給は血流の豊富な大胸筋(筋肉)周囲への注入がポイントです。更に幹細胞を注入することで、生着率 がアップします。
しこりができる要因
しこりが出来る主な要因は、(1)注入する脂肪の状態 (2)注入方法 (3)注入量があげられます。
(1) 一般的な脂肪注入法は、採取した脂肪から麻酔液や血液、死活細胞や老化細胞などの不純物を取り除かないまま注入するので、元々血流の悪い乳腺周囲は、脂肪が生着する為に必要な酸素や栄養素の循環が滞り、弱った脂肪は死んでしまいます。吸収されずに残った脂肪が後にしこりや石灰化となり、乳房内に残留します。
(2) 豊胸術で不純物を除去した高濃度な脂肪を注入する場合でも、一ヶ所から同じ部位や同じ層にまとめて注入すると、脂肪の密度が高く塊となってしまうため、これらの状態が酸素や栄養素の循環の妨げとなり一部の死んだ脂肪がしこりとなります。
(3) 脂肪注入を行う場合、初回の注入は、元々のバストサイズや、皮膚の伸展性に見合った量を注入することが重要です。手術前にバストのサイズ、皮膚の伸展性を十分に評価しますが、約200ccの注入量がしこりの発生を回避出来る標準量と言えます。乳房内の許容量を超えてしまうと脂肪に酸素や栄養が行き渡らず、結果的にしこりの発生率を高めてしまいます。
しこりを作らないテクニック
脂肪注入法は、上記3つの要因を考慮し、脂肪をいかに細かく散らばせて注入するかが、目立つ“しこり”を作らず、良質な脂肪の生着率を高めるポイントとなります。
そのためには、脂肪を少量ずつ分けて、重なり合わないように、平面的にも立体的にも多くの部位(皮下脂肪層、乳腺下、大胸筋肉上、筋肉内、筋肉下)にたっぷりと時間をかけて散らしながら注入することが最も重要です。言葉にするのは容易ですが、実践するにはベテラン医師による鍛え抜かれた高度な技術とセンスが求められます。
豊胸術
-
施術時間
約240分
※脂肪吸引含む -
麻酔
全身麻酔
-
腫れ具合
★★★☆☆
-
ダウンタイム
抜糸
脂肪吸引部7日目
脂肪吸引部1~2週間むくみ。
同時に行うことが多い施術
よくある質問と答え
- 豊胸術のメリットはなんですか?
- リッツオリジナルな点はどこですか?
- 以前バッグを入れたのですが、それでも施術を受けられるでしょうか?
- 脂肪注入の仕方でも生着率は変わってくるのでしょうか?
- 豊胸術の腫れについて教えてください。
- 豊胸術の痛みについて教えてください。
- どのくらいのサイズアップが可能か?
- 独自の技術で死活した細胞や細胞膜などの不純物を除去し、健康な細胞のみより成る濃縮脂肪細胞=コンデンスリッチファット(CRF)を注入することで、従来の脂肪注入法より生着率が格段に向上し、しこり(石灰化)のリスクを大幅に減らします。自身の脂肪を注入し、手触りもかなり自然に近い状態にすることが可能です。
- 高濃度の幹細胞を注入したとしても、注入が粗雑ですと、決して良い結果が出ません。
リッツ美容外科では、ベテラン医師が濃縮脂肪細胞を、高度なテクニックを駆使して丁寧に注入します。脂肪の生着率をアップさせる為に、ごく少量ずつの脂肪細胞を多くの層(皮下脂肪層、乳腺下、大胸筋肉上、筋肉内、筋肉下)に、長い時間をかけて分散して注入していきます。 - 受けていただけます。バッグを抜去して、入れていた部分を避けてその後ご自身の細胞を注入することになります。同日の施術も可能です。
- 注入の仕方は生着率にもかかわってきます。リッツ美容外科では、ベテラン医師が濃縮脂肪細胞を、高度なテクニックを駆使して丁寧に注入します。脂肪の生着率をアップさせる為に、ごく少量ずつの脂肪細胞を平面的にも立体的にも多くの層に、長い時間をかけて分散して注入していきます。熟練した医師が高い技術で入れることにより生着率アップを促進しています。
- 個人差はありますが、脂肪吸引部は1〜2週間、バストは5~7日間位です。
- 全身麻酔により、無痛の内に終了します。
術後バストの注入部に強い痛みはありません。吸引部は、吸引量による個人差もありますが、筋肉痛の様な感じで、ほぼ2週間程度で消失していきます。 - 2カップアップ位とお考えください。
【補足】豊胸においてバッグの200ccと脂肪の200ccはその形と動きが異なります。バッグによる豊胸術を行った場合、ブラジャーをつけなくてもバストトップが高くなります。
そのため、ブラジャーをつけない状態では、バストがそこまで大きくなったと感じないかもしれませんが、ブラジャーをつけ、バストを寄せて上げた状態では大きさを実感して頂けます。
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