施術内容
黒子は、大きさや部位、性質により治療方針が異なってきます。3ミリ未満の比較的小さいものであれば炭酸ガスレーザーで取り除けます。大きい黒子、色素の根が深い場合は、数回照射して徐々に取り除くか、色素の部分の組織を切開にして取り除く切縫法になります。盛り上がった大きな黒子や色素が濃く根深い黒子は、切縫法で根元から除去します。切除部分は美容外科特有の細かい縫合を行いますので、傷跡は殆ど目立たなくなります。
お勧めの方
・黒子(ほくろ)を取りたい方
・3ミリ以下の小さい黒子(ほくろ)を取りたい方
・大きい黒子(ほくろ)を取りたい方
レーザー光線とは
~黒子~
1960年Maimanは、ルビー結晶にキセノンのフラッシュランプの光を当ててポンピングを行ない、694.3nmの赤色光の発振に成功しました。この現象は光を増幅、発振するという意味で、light amplification by stimulated emission of radiationの頭文字をとってLASERと名づけられました。
このレーザー光は、(1)単色性、(2)指向性、(3)集束性、(4)高輝度などにおいて優れた干渉性を有する(コヒーレントな)光線であり、従来の非コヒーレントな光線では考えられない多くの特色を持っています。
レーザー発生装置は、レーザー光発生物質、共振器、励起装置からできていて、レーザー光発生物質の種類により、(1)固定レーザー、(2)気体レーザー、(3)液体レーザー、(4)半導体レーザーなどに分かれます。現在、美容外科領域においてはこれらのすべての種類のレーザーが使用されています。
炭素ガスレーザー
(黒子)ほくろの治療で、メスを使わない画期的な治療方法が炭素ガスレーザーです。
当日より洗顔もでき、手術と異なり極めて短期間にレーザーの痕が目立なくなっていきます。
治療の対象となるもの
1.黒子 顔の部位にもよりますが、大きさは1~2mmでせいぜい3mmくらいまでの黒子です。
盛り上がったタイプの黒子は、多少大きくても炭酸ガスレーザーでほとんど目立たなくなります。 2.脂漏性角化症 盛り上がったタイプの皮膚の変化で、40歳以降の方の顔面に多く見られます
治療方法
痛みの極めて少ない局所麻酔薬を使用し、通院の必要はありません。
経過
直後は、元々あった黒子の深さに一致して窪みがわかりますが、1~2週間程度でほぼ平らになっていきます。メイクは当日からも可能ですが、レーザー照射部分を避けてください。治療した部分は、メイクをしなければ当初は多少赤みが気になるかもしれませんが、1~3ヶ月くらいでほぼ消失してきて、さらに目立たなくなっていきます。黒子の跡をメイクで目立たないくらいに隠せるのは1~2週間くらいです。
POINT
黒子(ほくろ)は、部位や性質、大きさによって治療法を選択します。
2ミリ以下は炭酸ガスレ-ザ-、電気分解が適していることが多く、3ミリ以上の大きさですと、2~3回に分けての照射、もしくは場所、大きさによっては切除する方法やくり抜く方法となります。
炭酸ガスレーザーは、スポットがとてもシャープなので、黒子(ほくろ)の周りの皮膚へのダメージがありません。
盛り上がった大きな黒子(ほくろ)や、色素が濃く根深い黒子(ほくろ)は、切縫法で根元から切除します。切除部分は美容外科特有の細かい縫合方法で処置を行いますので、傷はほとんど分らなくなります。
黒子(ほくろ)のレーザー治療で再発する原因は深さです。傷痕を残さないギリギリの深さを選択しなければなりません。黒子(ほくろ)といえども経験がものをいう施術です。
黒子(ほくろ)の特徴
-
施術時間
-
-
麻酔
<レーザー照射>
なし
<切縫法>
局所麻酔 -
腫れ具合
★☆☆☆☆
-
ダウンタイム
<レーザー照射>
約1週間
患部を肌色のテープ固定。
その後UVケア
<切縫法>
抜糸 7日目
料金表
-
黒子(ほくろ)
レーザー治療:3ミリ以下7,350円~(大きさ・部位・性質によって個人差があります。) 切縫:1ミリ10,500円~