頬骨骨切り-輪郭|リッツ美容外科

頬骨骨切り

顔の横幅を小さくして憧れの小顔に

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施術内容

頬骨弓部自体の厚さは5~6ミリなので、削れたとしても3~4ミリが限界です。これではほとんど見た目が変わりません。頬骨が横に突出していて顔が大きく見える場合には、約2センチ横幅の小さい骨格を実現するよう、最大横径部である頬骨弓を2~3ヶ所骨切りして内方転位させるアーチ・インフラクチャー法を行ないます。一方斜め横顔は口腔内から頬骨体部(ボディ)の削骨を行なうことで、”頬骨“自体の存在を感じさせないほどの仕上がりを実現します。

お勧めの方

・頬骨の横へ張り出しを小さくしたい方
・頬骨の前方~斜めへの突出を引っ込めたい方
・いかつい輪郭を女性らしくしたい方
・頬骨がでているせいで老けて見える方
・小顔にしたい方

頬骨骨切り術

頬骨部の突出は日本人(東洋人)に多くみられる顔面骨格的特徴で、男性的で、ごつい感じで、きつそうな印象をもたれます。
顔面中央部で、もみ上げの辺りの側方への突出(頬骨弓)は“顔の横幅が大きくなります。また頬骨の突出は、その下の頬に影をつくり凹凸感も強く出ます。
エラ、顎の手術を希望されるのは年齢的には20~30歳台の若い方が多いのですが、この頬骨は20~50歳代と患者様の年齢層が幅広いのが特徴です。というのも加齢により、こめかみ、頬の脂肪が減ってくることにより、頬骨だけが突出して目立つことが多いからです。

頬骨の縮小術は技術的には難しいのですが、一方で効果を出すという観点では他の部位の骨切り手術と比較して安定しているのが特徴です。ただし小さく美しい3次元形態を形成する必要があり、術者の美的センスの問われる手術です。
頬骨骨切りは縮小効果が大きい手術ですが、あまり小さくしすぎると、かえってエラの部位が下膨れに見えたり、こめかみよりくぼんで見えたりと、マイナス効果もあり、その意味では周囲組織(コメカミ、エラ)とのバランスを取りながら小さくする必要があります。

できるだけ小顔にしたいという希望は大変多いのですが、いわゆる”小顔形成手術”の代表が、この頬骨骨切り術と下顎角(エラ)骨切り術となります。さらにこの両者の同時手術は、より小顔効果の高い手術となります。
 

 

頬骨形成(縮小)術

頬骨は解剖的に頬骨体部と頬骨弓部に分類されます。体部は頬骨の前方、斜め方向への突出を決定します。一方、弓部は横方向への突出(すなわち顔の最大横幅)を決定します。そこで頬骨を小さくする“頬骨縮小術”は、

1)頬骨体部(前面)の突出を減少する手術
2)頬骨弓部(側面)の突出を減少する手術
3)頬骨体部+弓部の突出を同時に減少する手術(すなわち1)+2))

に分類されます。
頬骨は体部と弓部が連続しているため、通常はこの両者を同時に行ないます。
顔面輪郭形成術、特に骨格形成術はそのほとんどが全身麻酔下で行われます。


1)頬骨体部減少術

頬骨の前方、斜め方向への突出を改善します。 手術は口の中からアプローチします。上口腔前庭切開より、上顎骨、頬骨の骨膜下にて眼窩下縁、頬骨弓まで剥離します。咬筋の頬骨への付着部を一部切離し、頬骨体部の全容を露出します。
その後電動ラウンドバー、オステオトーム(ノミ)を用いて突出している部位を削骨しますが、あくまで頬骨体部を平坦化するわけではなく、曲面形態をを維持しながら小さくすることが重要です。この部位は骨が厚いため、5~6mmほど削ることが可能です。
手術は約1時間で終了します。

 

2)頬骨弓部減少術(弓部内方転位:インフラクチャー)

耳の上部の目立たない部位を約2~3cm切開します。ときに口の中の切開を追加することもあります。 外耳孔前方、顎関節前方より、頬骨弓骨膜下に頬骨体部に向かい剥離を行ないます。
頬骨弓自体の厚みは個人差があるのですが、平均的には3~5mm程度です。骨の厚い場合には、オステオトーム(ノミ)を用いて骨を削ります。この削骨で2mm程度は細くなります。 ただ実際には、この程度の変化では改善度合いが不十分な患者様が多く、通常はその後に骨切りが必要になります。

体部移行部と顎関節の前方の2カ所で頬骨弓を骨切りしますが、頬骨弓自体を遊離骨片として内側方向に転位(位置をずらす)させることになります。頬骨弓には咬筋が全長に付着しているため、骨片は内側やや下方に入り込むことになりますが、深部に存在する側頭筋により、過剰転位(落ち込みすぎ)が防止されます。
弓部骨切り後は両端の段差を解消するため、最後に丁寧にオステオトームで削骨します。

頬骨弓の削骨・内方転位骨切り術により、顔幅の広い方では、顔面横径(顔の横巾)は最大で左右で約2cm近くまで細くすることが可能となります。
手術は約2時間で終了します。


 

3)頬骨体部+弓部縮小術(en-block zygomatic osteotomy)

頬骨は、形態的には体部と弓部が連続しているため、両者を同時に一塊で後退、幅寄せを行う手術法です。
その際には口の中、耳の上方の2箇所の切開からアプローチします。手術はこの2方向から削骨、骨切りを行います。

はじめに耳の切開から顎関節の前方で弓部の骨切りを行います。次に口の中から、頬骨体部(一部上顎骨)の骨切りを行います。この骨切りの際に、頬骨全体が内側に入り顔面の突出、横幅は減少しますが、同時に頭側に移動させて頬のたるみを防止することが重要です。
この2箇所の骨切りで頬骨はほぼ全長に渡って可動性が得られます。体部での骨切りはその張り出し程度の応じて、4~6mm程度中抜きを行って内側に転移させて、ワイヤー(糸)で固定を行います。この部位(上顎)で骨切りをした場合には確実な効果を得るために固定が重要になります。
骨を固定した後は、眼窩下縁を中心に周囲の骨との段差をなくすためにラウンドバーで丁寧に削ります。
耳前部は固定を必要とするかどうかは頬骨弓の形状によります。体部で内側に転移させた際に弓部が外はねする場合、また目いっぱい頬骨弓を内側に転移させたい場合にはワイヤー固定を行います。手術は約3時間で終了します。



以上が頬骨縮小術の詳細ですが、頬骨はそのすぐ上方のこめかみ(側頭)、下方のエラ(下顎角)との相対的関係が重要です。頬骨の縮小手術はその効果が大きいため、闇雲に小さくすることはかえってバランスを崩すことになります。
小顔希望で大きな変化を望まれる場合には、下ぶくれを避けるため下顎角(エラ)手術を同時に行うことが多くあります。
また口の中の切開から、バッカルファットを同時に切除することも可能です。

POINT

顔を大きく見せる頬骨弓(アーチ)は、骨が元々薄いので削っただけではほとんど変わりません。当院では、ア―チ・インフラクチャー法で頬骨弓を内側に寄せて、左右で1.5~2センチ横幅を小さくします。

頬骨体部(ボディ)は、削骨で約5ミリ低くすることができます。ただ平坦にするのではなく、スムースな曲面を形成します。

アーチ・インフラクチャー法と削骨を同時に行なうことで、”頬骨”自体の存在を感じさせない位になります。 輪郭美の基準線を基に、頬骨だけを見るのではなく、エラ(下顎角)など輪郭全体のバランスをみてトータルデザインをします。

当院は輪郭形成術は特に専門的に行なっており、数々の学会発表を行っています。アーチ・インフラクチャー法は、日本美容外学会において会長賞を受賞しました。

頬骨骨切りの特徴
  • 施術時間

    約180分

  • 麻酔

    全身麻酔

  • 腫れ具合

    ★★★★☆

  • ダウンタイム

    <ボディ削骨>
    約2週間(腫れのピークは3~5日間)
    抜糸 口腔内抜糸10~14日目(吸収糸を使用するが、基本的に抜糸を行う)

    <アーチ・インフラクチャー法>
    約2週間(腫れのピークは3~5日間)
    抜糸 耳前部抜糸 7日目

    口腔内アプローチのみ
    術後1~2週間位までの食事は、熱いもの、堅いもの、辛いものなどの刺激物は避ける。

同時に行うことが多い施術

料金表

  • 頬骨骨切り

    ボディ削骨: 880,000円 アーチインフラクチャー法: 1,320,000円 同時に行うと: 1,650,000円 ※2019年10月からの税込料金です。

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当院の治療は保険適用外の自由診療になります。